No.221 「ありがとう」のやり方

みなさん
こんにちは!
デイサービスダブルピースの風間です。

ダブルピースは看護師が開業し、
看護の視点と、介護の視点

の両面から『地域で暮らす高齢者』の皆さんをサポートしています。


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「ありがとう」のやり方


先日、90歳代の女性、Aさんがお試し利用されました。
穏やかな人柄の方で、何かお喋りするわけでもありませんでしたが、
終始、ニコニコされていました。
高齢のため、介助が必要な場面がありましたが、
私たちはとても
「気持ち良く」「優しく」「清々しく」「穏やかに」仕事ができました。



【介護職の仕事中の気持ち】

お試し利用の方が来所されると
緊張感を持って接します。
持病や身体機能の特徴など、初見で判断しなければならず、
間違っても転倒事故など起こしてはならないため、細心の注意を払います。
周りの利用者様とのコミュニケーションも
業務の合間で促すため、現場は普段よりバタつきます。

お試し利用者がいない時も、
終わらない愚痴や、老いた自分への憂いや嘆きを延々と話し続ける方への対応や、
その人を励まそうとする方への承認、
認知機能低下への受け止め、
上手く立ち回れない自分への苛立ち等・・・

カッコつけずに言うと、
介護の現場って
緊張感、注意力、不安、苛立ちなどを抱えて仕事をすることは、
場面場面によって少なからずあります。

ちなみに私は毎日ゲラゲラ大笑いして、外まで笑い声が聞こえるようで、
食品会社の営業さんから「楽しそうにしているね」と言われたことも(笑)



【人生の先輩は一生懸命の姿を見ている】

この日のお試し利用Aさんには、
私も職員も心を込めてケアに当たりました。
多分、緊張もしていたと思います。

ところが、
関われば関わるほど、
「気持ち良く」「優しく」「清々しく」「穏やかに」
自分が変わっていくのが分かりました。
私も、職員も同じでした。

Aさんは、私達が何かしら介助やケアをすると、
私達の顔をじっと見つめて
「ありがとう」
とゆっくり、丁寧に言ってくださるのです。
イレギュラーなケアや、職員の配慮が目立つ日で、
私達は一生懸命関わっていました。
きっと、Aさんは私達をよく見ていらしたと思います。
まるで、
「歩行介助してくれてありがとう」
「副菜を切り分けてくれてありがとう」
「気を効かせてくれてありがとう」
と仰っているようでした。



【教わった!ありがとうのやり方】

私は、Aさんのありがとうに触れて、
これまでいかに雑に謝意を述べていたかを思い知らされました。

よく「感謝しなさい」「感謝は大事」と言われ、
やたら感謝感謝という人もいますが、
言えばいいってものじゃないな・・・と反省しました。

Aさんは、
正面になった時に、相手の目を見て、
ゆっくりとお辞儀をしながら
「ありがとう」
と仰っていました。


ひとつひとつの事象に対して、
丁寧に発せられる「ありがとう」は
相手や周囲に
「気持ち良く」「優しく」「清々しく」「穏やかな」
気持ちをもたらすのだと
学ばせて頂きました。