NO.193 信頼を獲得するために

みなさんは
誰からの『信頼』を
獲得したいと思いますか?


私はデイサービスを経営している
社会起業家です。

信頼を獲得したい人は
多岐にわたります。

・利用者様
・ご家族
・ケアマネの皆さん
・クラウドファンディングの賛同者の皆さん
・役所の職員さん
など…


私はこれまでの経験の中で、
家族や従業員など、
身近な人、つまり


『身内の信頼』


を獲得することが、
全てを凌駕すると言っても
過言ではないと自負しております。



【信用を積み重ねる】

信頼と信用は似たような表現で、
混同しやすい言葉ですが、
私は

信用を積み重ねることで、
『信頼』に繋がる

と信じています。
信用とは、数字で表現できるものだと思います。


コーチングの仕事で独立を目指している時、
看護師とのダブルワークをしていました。
私の母は、
公立の総合病院を辞めた私を
認めてはくれず、
看護師の仕事を本業にするよう、
いつも説得してきました。

私は自分がやりたいことを
真剣にまっすぐ示しました。
私が行ったことは、

・コーチング無料体験講座を毎週2回ひたすら企画し続けた。

・静岡と三島のコーチング講座を3列開催するため、継続的に集客を実践した。

・パートの看護師として、厚生年金に加入し、共済年金と合算で
300ヶ月以上になるまで働き続けた。

・パーソナルのクライアントはどんな時でも1名以上を保った。



他にも細かいところで、
コーチング的な関わりなどを
意図的に示し続けました。

その結果、
多くのコーチング講座の卒業生を生み、
何社か顧問契約を頂き、
総合病院の教育にも関わることができ、
コーチングの仕事での完全独立を果たしました。

年間の売上目標を掲げ、
それを実現できたのは、
完全独立から
3年後のことでした。

『石の上にも三年』

とはよく言ったものです。

すると母は、
個人事業主の先輩として、
色々、アドバイスしてくれるようになっていったのです。
私がデイサービスを開業したいと相談したときも、
私の健康面を心配しつつも、

思いっきりやりなさい!!

と応援してくれました。



【ロールモデルを示す】

銀座コーチングスクールのテキストの一節に

『目標達成への経験と深い見識を持つ』
とあります。

私は、いつでも挑戦している姿勢を示し、成果を残すことが必要と考えます。


デイサービスを開業したばかりの頃、ひと月ほど利用者さまが0人で、見学会やお試し利用の日々が続きました。

優秀なうちの従業員の
力を発揮させてあげたい!

と純粋に思いました。

そこで、私はパンフレットを
3000部作成し、
毎朝、ポスティングに挑戦しました。

あえて真冬の早朝を選びました。
私は自分に、
経営者としての責任を自覚させたかったのです。
「従業員の力を発揮させてあげたい!それが私の責任だ。」


ポスティングは直接的な集客には結びつかないと言われていますが、
ポスティングをきっかけに、
4-5名の方が見学に来られ、
1名が契約に至りました。

営業に「生活相談員」などの従業員を行かせ、何もしない経営者も沢山いると聞きます。
しかし、私は自分の責任を行動に示したいと考えています。

この姿を従業員がしっかり見ていた(評価していた)とは、
3000部終わってから
気づきました(笑)


【正直に自分を見せる】

私は経営者であり、
個人事業では
コーチとしての顔もあります。

いずれにせよ
聖人君子ではありません。
感情を持つ人間で、
間違えることもあります。


先日、ある従業員に
仕事のやり方について、
「もう少しこうしてくれ」
と要望を出しました。

しかし、
一方的な要望だけで、
業務改善としての案も無ければ
それを伝えたタイミングも
良いものではありませんでした。

私はそれを反省し、
改善案を示した上で
素直に謝罪しました。

その日のうちに、
「ごめんなさい」
を示したり、

気持ちも体力も、
「いっぱいいっぱい」
なことを開示したり、

正直な自分を見せることは、
従業員の返報性にも反映されます。

従業員は
大事な大事な
パートナー
です。

互いの強みも弱みも理解し合うことで、長期的な信頼関係者になっていけると確信しています。

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信頼を獲得するためには

◆信用を積み重ねる
◆ロールモデルを示す
◆正直に自分を見せる

その対象は『身内』であり、
『継続する』ことが大前提なのです。