5日、フライデーに掲載された
大きなメディアの社長と同局女子アナの
W不倫スキャンダル。
いくつもの問題が絡み合っているため、
メディアによって伝え方が様々ですが・・・
私は、2人ともいい大人なんだから、
行動は自由だと思っていて、
まあ、好きにやってくれと思っています。
しかし・・・
このところ、
私が気になって仕方がなかった
『We視点の欠如』
がこの問題からも見えてきました。
【社長のWe視点】
「地方メディアの雄」と言われていたらしい
静岡新聞・静岡放送(SBS)は、
業績低迷に悩む地方新聞社や地方局の中で、
「目指すべき新しいメディアのモデルケース」
として取り上げられていたそうです。
確かに、「静岡新聞」の購読世帯は肌感覚で多いと感じますし、
実際、全国紙を上回る販売部数を誇っているそうです。
そんな同社でなぜ
フライデー沙汰
が起こったのか?
それは内部告発の可能性が高いと報道されていて、
その背景には
社長の超パワハラ
があったようです。
パワハラは部長時代から続いていて、
酷いワンマン体制は
かなり有名だったそうです。
この会社の経営は「世襲」のため、
この社長さんは、自分が次期社長になる心の準備はあったはずです。
ブランドビジョンには『私たち』という言葉が使われていますが、
『オレ』から『We(私たち)』の視点が育っていなかった
と容易に推測できます。
部下、社員と共にある経営者としてのあり方を
知らずに大きくなってしまったと思います。
【社員ひとりひとりのWe視点】
元々ワンマンな組織に
『愛社精神』も無かったのだと思いますが、
社員さん達に
『We(私たち)』の視点が育っていたら、
自浄作用
が備わっていたのではないでしょうか。
放送に関わっているのだから
倫理委員会も充実しただろうし、
『私たち』が自己実現していくための
モチベーションを
どう施策として構築していくかなど、
人材マネジメントも発動されたのではないかと思います。
社長が超ワンマンだった
では済まされない。
みんなの正義はどこにあったのか?
今回、内部告発(これが真実なら)
という結末に
私は憤りさえ感じます。
この告発(タレコミ)をしたら、
会社はどうなるのか?
県民はどんな反応を示すのか?
社員はどのように見られるのか?
そして、
当事者のアナウンサーのご家族にどんな影響があるのか・・・・
特に6歳の娘さんへの影響が最小限になることを願います。
そこまで熟考しての正義だったのか?
疑問が残ります。
あるアナウンサーは番組の中で
謝罪文の原稿を渡され、
「こんなもん読めるか!!」
と拒否したようですが・・・
ここにも『私たち』視点が欠如していたと思います。
『私たち』会社で起こったことなのですよ。
【We視点は思いやり】
今回の社長も
五輪組織委員会会長を辞任した森さんも
会社や病院、施設のワンマン社長や院長も
『We視点』を知らなかったし、
受け入れられなかった人たちではないでしょうか?
他にも、
競合し合う企業組織、
マウントの取り合いになる社員同士など
『We視点』になれない自分のことで精一杯の人々は世の中にたくさんいると思います。
もっと思いやりを持っていこうよ
ジェンダーフリーやダイバーシティの名の下に
正義を振りかざすのは良いけれど、
すぐに人を辞めさせるとか排除することに
嫌悪感と違和感をおぼえます。
『We視点』は共存・共栄・共感・協働を生み出すと私は思います。
その取り組みを愚直に行動として示すこと
それを継続すること
が大切だと思います。
『We(私たち)』
を主語とした行動の必要性について
改めて学べた今回の報道でした。
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