No.186 私達の『あるべきようは』とは?

昨年12月、
デイサービスダブルピースを開所して様々な経験を積ませて頂いております。

業務を遂行しているプロセスで、
私自身が何を主張したいのか?
深く感じるようになっております。

それは利用者様にケア、サービスを提供する時、
スタッフに何かを確認、依頼する時、
ケアマネージャーさん方とコミュニケーションをとる時、

私は何を軸にしているのか?
常に向き合いながら。。。

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鎌倉時代の僧
栂尾明恵上人の遺訓に

 『人は阿留辺畿夜宇和(あるべきようは)の七文字を持(たも)つべきなり。僧は僧のあるべきよう、俗は俗のあるべきようなり。乃至(ないし)帝王は帝王のあるべきよう、臣下は臣下のあるべきようなり。このあるべきようを背くゆえに一切悪しきなり。』

とあります。

これは、それぞれの立場、役割、仕事の違いを認めながら共和する心が大事だということを示唆していると、私は感じます。

私の事業においての
『あるべきようは』は、
利用者様を中心に展開されることが重要だと思っています。

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利用者様の『より佳く』が侵害されるようなことは、
絶対起きてはなりません。


利用者様の『より佳く』が守られ、育っていくのなら、どんな事でもしたいのです。

行政の制約や
人間関係など、
障壁はあるのだろうけれど
それは、私が引き受ける!!

この『より佳く』を守るためには、3つの質の高さが求められると考えます。

①サービスの質(スキル)
②科学的根拠(知識)
③自己基盤(人間性)

自分自身の軸を確認しながら、
『私達』の
『あるべきようは』
を追求していきたいです。

それが高齢者の
『より佳く生きる』
を支えるのだから。。。