No. 182 亡き友から学ぶ~精一杯のアウトプット~

先日、大切な看護師の友人が急死しました。

このひと月、
身近な存在をこれで3人亡くしています。

また、私の「人生の過渡期」に
身近な人が亡くなり、
その人の遺影に
必ずやり遂げる『約束』をすることが
過去にもありました。

今日、彼女に会いに行きました。

次々と訪問される弔問のお客様、
華やかな枕花、
しっかり育ったご子息を拝見し、

彼女の生き方がそのまんま映し出されていると
心にズシリと刻まれました。

彼女の死は
私に色々なことを教えてくれました。



【影に日向に】

彼女との出会いは看護学生の時でした。

姉御肌で豪快で中心的な一面と、
個々に対する優しい一面がありました。

彼女の優しさって、
佇まいとか
話し方とか
いかにも優しいですっていう感じではなく、

相手の変化や状況をしっかり観察して、
ちゃんとケアする行動がありました。


私が失恋した時、
初めての経験で
この世の終わりかってほど
落ち込んでいました。

その様子を見て、
『一緒にカラオケ行こう!』
と私を誘い、
何にも聞かずに最後、

『これでおしまい!!切り替えて行こう!!』
と励ましてくれました。

他の友達も知らない、
2人っきりのカラオケでした。



【自分の意見を伝える力】

彼女の言葉には力がありました。
なぜ力感じたのか・・・

それは

・何について訴求しているかがはっきりしている
・届けたい相手にしっかり伝えている
・あえて感情を乗せて伝えている
(どう思われても動じない姿勢がある)



相手に嫌われないように、相手に合わせることは
その時は良いかもしれませんが、
状況は変わらず、
問題の解決にはなりません。

『私は、こう考えます!!』

明確に言えることが
この世の中で起きている問題解決に必要だと思います。

簡単に「迎合」しない彼女の姿勢が
私は大好きでした。




【夢を聞き、夢を語る】

夜勤の合間に、将来の夢を語り合ったことがありました。

それは看護師としてではなく、
人生レベルで

『やりたいこと』

についてでした。
それをやりたい理由、自分の強み、拘りのポイントなど

ビジョン

を語っていました。

彼女は自分のことばかりではなく、
私の夢も聞いてくれました。
その時はまだ自分の「夢」をうまく話せず、
彼女の夢を聞いてすごいなあ!!
と思っていました。


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彼女がもたらした影響は大きく、
ただの思い出に留まらないほどです。
今日、私の流した涙は
こんなに若くこの世を去ったこと、
夢を実現せず天国に旅立ったこと、
看護の現場でこんなに素晴らしい人材を失ったこと
などに対する
悔しさからだったかもしれません。


彼女から教わったことは、
・相手のために態度を選択し、行動に移すこと。
・訴求対象を明確にして自分の考えを主張すること。
・自分が考える将来のビジョンを語ること。

どれも精一杯のアウトプットでした。



彼女のご冥福をお祈りし、
彼女が残してくれたメッセージを
私は命をかけて実践していきます。