No. 177 「問題解決」を阻むも助けるも当事者なんだな

3ヶ月ぶりのブログ更新です。

2019年10月
高齢者のデイサービス事業を立ち上げようと決意し、
何もかもその準備に向けてシフトチェンジ!!
大好きだったネイルも捨て、
看護師業務を再開。
地域福祉の人脈づくりと高齢者の現状把握を行いました。

途中、新型コロナウイルスパンデミック、
物件が決まらないなど
困難もありましたが、

2020年10月末日市役所介護保険課に指定申請を提出。
12月より営業の許可を頂いております。

いよいよ「社会起業家コーチ」としてのデビューとなります。


一つ一つの課題をクリアしていく過程で見えてきたことは、


この世の中で叫ばれている問題を解決しようとすると、
その当事者が行く手を阻み、
一方でその当事者が手助けする

ということ。。。



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行く手を阻むもの
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デイサービスを開業すると言うと、
ほとんどの人が応援してくださいます!!
しかし、
2割くらいの人は、


ナナメから私を見ます(笑)


そのうち数人は


大大大反対で怒鳴って怒られます(笑笑)



ナナメから見る人のほとんどが
『同業者』や『私が支援したい人』

怒鳴るほど大反対する人は
『高齢者』


特に健康に不安を抱えていると、
デイに通えるある程度元気な人たちが出入りすることを歓迎しない傾向があるようです。
これは勉強になりました。


当事者と考えていた人々はみんな賛同してくれるだろうという
前提が覆されました


地雷が埋まっている草原を、
私は愚かにも無邪気にダッシュしていました。
次々と爆破をくらい、

最終的に倒れるのでした




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助けの神対応
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準備に明け暮れ、お尻のポッケに軍手を入れたまま動き回っていた私。
体調が悪くても寝てる場合じゃなかった・・・
体が言うこと聞かなくて、悔しくて泣けてくる日々。
そんな私の助けとなったのは、

“人の温かさ”

でした。



◆クッキーを焼いて差し入れしてくださったお向かいの奥さま。
(体調不良でご飯が食べれなかったので、これは本当に助かった!命拾いした!)

◆『素晴らしい取り組みですね。まだ若いんだから、思いっきりやりなさい』
と穏やかに諭してくださった近所のおじいさん。

◆『私もお父さんもあなたが来てくれて喜んでいるんだよ。
頑張ってやってくださいね』
と優しく励ましてくださった大家さん。


この方々は全員、

後期高齢者

だったのです。



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母の言動で腹落ち
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進捗報告や受診報告で実家に寄った際、
母は伯母と電話で話していました。
母も伯母も75オーバー

伯母は母の姉。
年老いてくると少しのことで怒ったり(易怒性)
何度も同じ話をしたり、
姉妹の間でもその苛立ちは互いにあったようですが、
母は、とても優しい言葉で伯母と話していました。

電話が終わり、
私は、

『とても優しく話していたね。』

と母に伝えました。


すると母は、

『兄弟ゲンカもあったけど、高齢になった姉にお世話になってきたから、その感謝の気持ちも込めて優しくすることを心がけている』と・・・

このコミュニケーションが両者の豊かさに繋がっているんだと感じました。

伯母と母は姉妹の関係ですが、高齢者同士常に対話をしています。

また、飲食店を現役で経営している母は、
同じように年をとって高齢者となったお客様達と、常に対話をしています。

この当事者同士が自分たちの『問題・課題』に
自分ができる範囲で取り組んでいるのだと
母の姿を見て、腹落ちしました。


超高齢化、認知症率上昇への挑戦は、

まずは当事者たちを知る



ことが重要だと痛感します。


あれ?どんなことにも通じるなっ