No.168 静岡学園サッカー部が教えてくれたこと



全国高校サッカー選手権大会
静岡学園
24年ぶり優勝おめでとう~~~~!!!


全国高等学校女子サッカー選手権大会
藤枝順心
日本一おめでとう~~~


男女揃っての優勝でした。
静岡の人は、みんな解説者になれるほど、
サッカーに詳しいので(笑)
サッカーの話が尽きないのではないでしょうか?



【個人技は日々の自己研鑽】

昔から静学といえば
個人技!

以前の静学は
タレント集団
というイメージが強かったです。

アンチ静学まではいきませんが、
私は清水東や藤枝東、清水商業(桜ヶ丘)
をいつも応援していた記憶があります。


今回、たまたまでしたが、
静岡学園の試合をほぼ全部観ることができました。


やっぱり
うまいな・・・
さすがだな・・・


U23日本代表よりうまいかも!!
少し荒削りかな?とも感じましたが、
高校生離れした試合にウキウキしました。

個人技、突破力は
派手に見えますが、
日々の自己研鑽があるからこそ
私たちを魅了してくれるのだと思います。

そして
私の心が揺れたのは準決勝での戦いでした。



【攻めあぐねている時こその安定感】

準決勝の矢板中央戦では、
鉄壁のディフェンスに
観ている方が

イライラ
ジリジリ


しました。
攻めさせてくれよ・・・

画面に近づいて
ディフェンスの人数を数えたくらいです(笑)
矢板中央は、
常にゴール前に9人、10人置き、
全てシュートコースに入り
クリアしていました。

しかし、静学は
クリアボールをきっちりトラップして、
今一度、ボールを戻し、
様々な攻撃パターンを組み立て直し、
シュートで終える
繰り返しをしていました。

不思議ですが

~トラップミスをしたらカウンターされる。
そうなったらどうしましょう~


などの不安は全くありませんでした。
思いもしませんでした。

この、『攻めあぐねている』展開の中で、
安心して見ていられるこの
『安定感』は、
基礎練習を何度も何度も重ねたことによるものだと
私には伝わりました。

焦らず、根気強く
自分たちの準備してきたことを信じて、
勝機をうかがってきた結果、
ゴール前のPKを誘い、
アディショナルタイムにきて
得点できたのではないでしょうか。

まさに根比べでした。。。



【2点ビハインドの逆境】

今回の静岡学園はドラマの連続だったように思います。
準決勝は鉄壁のディフェンスでなかなか攻められないゲーム。
決勝はプレミアリーグU18の王者
(*プレミアリーグはクラブチームも抑えての優勝)

青森山田


しかし、準決勝で感動しまくっていた私は、
きっと勝つだろうと確信していました。
仕事だったので、ネットで都度確認。
前半で2点ビハインド!!
もう2点取られている~~~

結果的に、前半終了前に1点返し、
後半さらに2点返し、
見事優勝

帰宅後、動画を見て感じたことは
絶対諦めない姿勢。。。


元清水エスパルスで
解説者の戸田和幸さんが、
「静岡学園が優勝するために何が必要か?」
の質問に、

『僕の言葉ではないですが、
自分たちの準備してきたことを、しっかり出し切ること。
自分たちらしさを全面に出すこと。これに尽きる。』

と仰っていました。

まさに、後半は静学のサッカーが表現されていたと
見ただけでわかりました。

『逆境』に立たされたとき、
自分たちらしさを発揮できるのは、
小手先のやり方ではなく、
日々のあり方なのだと思いました。

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【教訓】

*一見派手な個人技は日々の研鑽がある。

*思うように物事が進まないとき、自分が積み重ねてきたことを信じて
忠実に行動し続ける。

*『逆境』を跳ね返すのは小手先のやり方ではなく、
日々のあり方。


高校生に教わりました。



静岡学園サッカー部の皆さん

心から


おめでとう