私がコーチングを教えたり、
コーチングセッションをご提供する上で
非常に大切にしていることがあります。
それは
Pay it forward
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Pay it forwardとは?
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映画にもなったので、聞いたことのある方も多いと思いますが、
恩を送る
という意味です。
映画でも、自分が受けた親切を違う形にして
別の人に送っていき、
そのムーブメントが次々と起こっていく
感動のストーリーとなっています。
私がこの言葉を知ったとき、
病弱だった子供の頃を思い出しました。
私は母子家庭だったので、
病院には一人で行っていましたが、
吸入している私のそばには
ずっと看護師さんが居てくれました。
ビソルボンの匂いと
吸入器の使い古したゴムの匂いが
私には
『甘い香り』
に感じられるほど、
病院が嫌ではなかった記憶があります。
私が幼少期から
将来は看護師になりたいと思っていたのは、
この看護師さんに受けた優しさを
他の人にも提供していきたいと
思ったからだと思います。
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Pay it forwardの誤解
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私は最初、この言葉の意味を
恩返しではなく
恩送りなんだ。
と、思いました。
「恩返し」を「恩送り」が凌駕しちゃった感じです。
この感覚は、
ネットワークビジネスをされている皆さんが、
こぞって映画を観に行った記憶がありますが、
「恩送り」
の意味を
「次々に増やすこと」
に特化していった印象が強く残ります。
私はコーチングを教える仕事をして、
また、セッション時間が増えるに従って、
それは
違う
と感じるようになっていきました。
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Pay it forwardは先手必笑
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ネット検索すると、
あらかじめ支払う
と一番最初に出てきます。
とても深いと思います。
この
Pay it forward
という言葉は、
対象を指すのではなく、
私たちの行動の指針になる言葉だと私は考えます。
まずは
自分が優しさを示すこと
頭で考えていたり、
気持ちとして思っているだけではなく、
まず自分から
それを言葉と態度で示すこと、
人を慮ることが
Pay it fowardの前提
ではないでしょうか?
まずは、ニッコリ笑って
愛しているよ~~
と言うだけでも
立派なPay it forwardですね

