私はスクールの先生でもありますが、
プロコーチなので
もちろんセッションもやってます(笑)
すでに800時間は超えています。
コーチングを教えていたり、
セッションしたり、
多くの人に関わっていると、
人の意欲って、
その人に関わる複数の人間関係の中で、
意欲が劇的に向上することと、
意欲が劇的に減退することの
2つがあると感じています。
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「認める」第三者メッセージ
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以前、私が総合病院で主任看護師になったばかりの頃、
病棟の師長さんが長期でお休みをされたことがあります。
その間、私は師長代行として、
もう一人の主任さんと共に病棟を預かるわけですが。。。
日々、緊張の連続で
医師と衝突したり
ベッドコントロールがうまくいかないと
落ち込んだりしていました。
師長さんが帰ってきた時、
こう仰ってくれました。
『主任さん、留守を守ってくれてありがとう。
他の師長さん達が、
「かざまさん、途中から顔つきが良くなって生き生きしていた」
と言っていたよ。』
師長代行をしている私を、他病棟の師長さん達は、
しっかり観察していてくださっていたのです。
もう嬉しくて、嬉しくて、
それまでの苦労が吹き飛びました。
師長さんは、周りの師長さん達が
仰っていたことを、
私にそのまま伝えました。
『認めるスキル』の中の
第三者メッセージ
です。
この出来事から
私の意欲は劇的に向上し、
急成長を遂げていくことになります。
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「苦言」第三者メッセージ
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病院・介護福祉・診療
いろんな現場を見てきて、
これは、誰も得しないな・・・
と感じる第三者メッセージがあります。
例えば、
訪問看護を利用している患者さんが、
A看護師のケアや会話のことを、
次に訪問したB看護師に
「~~がこうだった。」
などと言ったとします。
ここでよくあるのが、
患者さん(相手)がどの視点からそれを話しているのか
十分話を聴かずに、B看護師自らの解釈と感情で
『患者さんがこう言っていましたから、
これからは気をつけてください。』
と第三者メッセージが伝えられてしまうことです。
これは、
本当に気をつけないと、
現場の意欲を劇的に失わせます。
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気持ち良いのは誰か?
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「認める」第三者メッセージでは、
認められた私は、
上司である師長さんに褒められたと感じます。
そして、第三者である他病棟の師長さん達は、
私を認めてくれていたのだと思えて、
これまでと全く違う印象を持つことができ、
コミュニケーションもとりやすくなります。
登場人物全員が
気持ち良い関係性
になります。
「苦言」第三者メッセージでは
苦言を伝えられたA看護師は
協働関係だと思ってきたB看護師に
「ダメ出し」されたと感じます。
そして、A看護師は第三者である患者さんから、
「嫌われている」と思えて、
次回、訪問しづらい心境になります。
本当に気をつけなければならない失礼な態度や、乱れた服装などは、
改善しなければならないことは言うまでもありません
大体の場合、
患者さん(第三者)の言っていることの
解釈を取り違えて伝わっているケースが多いので、
関係性はすぐに改善できますが、
意欲が著しく減退した場合、仕事を辞めてしまうケースも
少なくありません。
登場人物全員が、
モヤモヤした関係性
になります。
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第三者メッセージを受け取る時のコツ
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良くも悪くも、
第三者側のメッセージをしっかりと聴き取ること
どの視点からそれを話しているのかを
しっかり聴くことが、重要です。
そして、第三者メッセージを伝える時は、
意図を持ってお伝えする
すると、気持ち良い関係性が保てるだけでなく、
相手の変化・成長にもつなげることができます。
離職防止が社会の課題になっていますが、
人同士が認め合えると
離職問題なんてすぐに解決すると
本気で思っています。