No.152 病気と闘う子どもたちとファシリティードッグ『ヨギ』

ファシリティードッグ『ヨギ』が子どもたちにもたらしたことは、何だったのか?


小児がんなど、重い病気を抱えたお子さんが入院している病院に
ファシリティードッグ
の派遣をされているNPO法人
「シャイン・オン・キッズ」さん
のイベントに6月18日参加させて頂きました。

(シャイン・オン・キッズさんの詳細はこちら)






現在、静岡県立こども病院、神奈川県立こども医療センターに
ファシリティードッグが導入されています。
この日は
ファシリティドッグ『ヨギ』
の8歳のお誕生日パーティーと、
清水区三和酒造さん(詳細はこちら)の商品、
ヨギオリジナルラベルの大吟醸、梅酒のお披露目会が開催されました。




この日はヨギにゆかりのある子どもたちが集まって、ヨギにお祝いと感謝のメッセージが寄せられ、私は思わず涙がこみ上げました。



【怖さ・辛さ・痛みに立ち合っている】

『いつも手術の時、ヨギちゃんがそばにいてくれて安心できたよ。ありがとう。』

手術室に向かう時、大人でも怖くて足が竦みます(私がそうでした)。
子どもたちは小さいながらも自分の病気を受け入れ、
検査や治療に挑む勇気を奮い立たせていると思います。
しかし、その時の不安は計り知れないと思うのです。
その子どもたちのそばにいるのが、『ヨギ』です。
手術の当日は子どもたちを励まし、手術室まで同行するのです。



【子どもたちに最大の関心を寄せている】

イベント会場に掲示されていた写真には、
輸液ポンプで点滴管理されたお子さんをじっと見つめるヨギの姿が写し出されていました。
別の写真にはベッドの端に自分の顎を乗せ、優しい眼差しでじっとお子さんを見つめている光景も。
私はそれらの写真を長くは見ていられませんでした。
あまりにも愛に溢れていて、号泣しそうだったからです。

NHKスペシャルで放送された
別のファシリティードッグ『ベイリー』は、
術後の女の子が早期離床のため病棟内歩行をするお手伝いをしていました。
何とベイリーは、
術後の痛みに耐えながら歩く女の子の速度に合わせて一緒に歩き、
更に少しリードするようなペースを保っていました。

目の前にいる人をよく観察し、
自分のペースではなく、相手にペースを合わせ、
最大の関心を寄せていることが伝わってきました。


NHKスペシャルはこちら



【安心という目的地まで子どもたちを送り届けている】

私は長い看護師生活の中で、患者さんの「痛み」「辛さ」「不安」を軽減することに対して、
『看護』という仕事をしてきました。
軽減とは取り除くことであり、生命力の消耗を最小限にすることだと信じてきました。
おそらく、それは正しいと思います。

しかし今回、ヨギのエピソードに触れ、
実際にヨギと触れ合ってみて、

ヨギに有って私に無かったことを発見しました。

それは・・・

安心を与えるということ。


私は取り除く事ばかり考えて、与えることをしてこなかったような気がします。




【ヨギからの学び】

ファシリティードッグ『ヨギ』が子どもたちにもたらしたことは、何だったのか?
『安心を与えてきた』

と私はおもいます。
ヨギは言葉を喋りません。何も喋らなくても、ちゃんと伝わります。
私は看護師時代にできなかった
『安心を与える』ことを
コーチの仕事をしている今だからこそ体現しよう!
とおもいます。ヨギから学びました。

ヨギちゃん
お誕生日おめでとう




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