No.128 「壁」と「溝」に挑む!

今日のコーチングセッションは、
3名連続!!!

直球どストライクでしっかりキャッチャーミットで
受け取ったような、
清々しい気持ちになりました。

それは、これまで多くのクライアントさんを悩ませてきたものへの
向き合い方のヒントが見えてきたから・・・
かもしれません。。。


目の前にある「壁」と「溝」に人はどう立ち向かうのか?



【「壁」「溝」の意味】

壁とは、
① 建物の外部を囲み、また内部を仕切るもの。
② 大きな困難や障害。
③ 人と人との間のへだて。
(weblio辞書)

溝とは、
① 水を流すため、地面を細長く掘ったもの。
② 細長いくぼみ。
③ 人と人との間の意見・感情などのへだたり。
(goo辞書)

一般的に、人との関わりの中で「壁」「溝」
を使うときは、
人とのへだたり
にどうしても注目してしまいます。


ちょっと視点を変えて、
物理的にこれらの意味を踏まえると、


壁は、内部を守る目的で作られるもの
サッカーのフリーキックでゴール前に作る壁、
外壁断熱など家の内部を守る壁など・・・

溝は、何か生産物を得る目的で作られるもの
レコードの溝、田んぼの用水路の溝など・・・

と捉えることができます。
そう、決して悪い意味ではないわけです。



【壁と溝はいつできるのか?】

は、
攻と守の体制になったとき
寒と暖の環境になったとき
壁は役に立ちます。

壁の内側にいると、とても安心できます。
壁の外側にいると、
寒いし、内側が見えなくて不安になります。


は、
複数の要素がまとまるとき
エネルギーの源を作ろうとするとき
溝は役に立ちます。

溝が傷つかず綺麗に水が流れていると
とても癒されるし、安心できます。
溝が傷ついていると、何かが飛んだり、漏れたりします。
溝が見えないほど深かったり、水の流れが見て取れないと
気持ち悪ささえ感じます。



【壁と溝へのアプローチ】

よく私たちは、目の前に壁が立ちはだかると、
壁を乗り越えよう!!
壁をぶち壊せ!!

と言います。

壁を乗り越えたら
危ないです。

普通に、
落ちたら怪我をします。

壊すとき、
力も要るし、怪我をするかもしれません。
壊す道具も必要です。

壁に耳を当てて
聞き耳をたてることもありますが、
怪しい・・・
です。

シンプルに
「壁の中に入れてください」
「壁の中に入りたい」
と対話することが必要だと思います。





よく私たちは目の前に溝を感じると、
溝を埋めようとしたり、
あるいは
溝を無視して見ないふりしようとします。

無理に溝を埋めたら
せっかく流れている水がせき止められてしまいます。
そこに淀みが生じ、田んぼに水が供給されません。
レコードの音楽も聴こえなくなります。

溝に綺麗な水が流れているなら
埋めずに流しておくのが良いと思います。
流れは大事。
溝が深くて見えないときは、
少しずつ土を入れて
浅い溝にすることが必要だと思います。




壁は内側の人に入れてと伝え、
溝はそれを保ちつつ自分で土を入れる。


ということになります。

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目の前にある「壁」と「溝」に人はどう立ち向かうのか?


壁は
『攻と守』『寒と暖』などの相対する環境が作り出すものだと考えます。
壁を作らないようにすることもできると私は思います。

「壁を感じる」とは
対象者との対立の状態です。


対立せずに対話すること。



溝は
私たちそれぞれが、相手との違いからの不安が作り出すものだと考えます。
溝は用水路であり血管であるので、あっても良いものだと私は思います。

「溝を感じる」とは
自分が相手を承認していない状態です。


相手の考えや存在を無視せず承認すること。



今日は私自身の苦い経験と、多くのクライアントさん達が向き合ってきた
『壁と溝』について深く深く考えることができた貴重なセッションができました。
互いに刺激し合う有意義な時間でした!!


↓↓↓イスラエルの首都エルサレムにある『嘆きの壁』荘厳な雰囲気でしばらく『無』になりました。


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