No.121 「若者のやる気を引き出す」は我々の傲慢!?

若者の『やる気』はどこにあるのか?


今日は、月に一度の『まつげエクステ』の予約日。
数年前、ストレスで髪の毛が抜けた時、
まつ毛も少なくなったことをきっかけに
エクステをするようになりました。

普段はエクステが開始されると
爆睡
するのですが、
今日は担当の方とたくさん、たくさん話しました。
その中で、私は・・・

『若者のやる気を引き出す』
という考え方は我々の傲慢であったと反省しました。



【短期間で築き上げられた信頼関係】

ある大きな美容室の新オープン店舗に、
私の担当ネイリストさんが異動をしたことを機に、
私もこちらの店舗に通うようになりました。
まだオープンして1年経っていません。

私のネイリストさんはビューティー部門の店長さん。
施術中、アシスタントさんがお客様の予約確認や、
仕事上の進捗報告など、話かけてきますが、
いつも、スタッフさんの顔をしっかり見て、
笑顔で『はい。お願いします。』
と返答しています。

この店長さんの特徴は、
・私に対する笑顔とスタッフさんに対する笑顔に差がない。
・仕事中はいつでも敬語。友達言葉はなし。
・スタッフ同士の名前は「さん」付け。呼び捨てにしない。
・ネイルデザインをサンプルから選ぶと、
「これ◯◯さんが作ったんですよ」とスタッフのことを伝えてくれる。

→私も、「え~これ◯◯さんが作ったの?素敵だね。私好きだよ。」などと返答すると、本人も店長さんもとても嬉しそうにしています。


店舗全体として、高度な接客技術があるとも感じさせない
自然で若々しい風土が作り上げられています。

この店長さんの普段の積み重ねは、
若いスタッフさんたちにとって
「話しかけやすい環境」
というより、むしろ
『話しかけたくなる環境』

を作り出しており、
私の『まつエク』の担当さんも
迷った時や、悩んだ時はこの店長さんにいつも相談するそうです。

この
話しかけたくなる環境を作り出したことが
信頼関係を確立していったと考えます。



【仕事に対する想い】

まつエクの担当さんは、20代前半。
決して器用な対応とは言えないかもしれませんが、
とても丁寧で誠実なアテンドをしてくれる人です。

詳細に話したことは伏せますが、
仕事に対するご自分の

長所・短所
得意・不得意
責任に対する考え方
求められている役割へのやる気
成果をあげるため常に考えていること
スタッフ同士のコミュニケーションに参加しようとしている姿勢

などなど、
出てくる!出てくる!

これらは、
彼女の仕事へのモチベーション(動機付け)
そのものでした。


私もコーチングを仕事としているので、
それなりのスキルは持っていますが、
まつエク施術中につき、
体は仰向けでややヘッドダウン、
目は当然閉じており、
完全無防備状態(笑)

親子ほども離れている、20代前半の彼女が、
どうか、
健やかに
幸せに
有意義な仕事をしてほしい


と心からの関心を寄せている自分に気づきました。



【やる気を引き出すことへのバイアス】

コーチングを学んでいると、
部下のやる気を引き出す!
子どものやる気に火をつける!

などという言葉がよく聞かれます。

今まで何ら違和感はありませんでしたが、
これらの言葉の前提は、
『やる気は隠れているもの』
というバイアスがあったのではないか?
と思いました。

しかし!今回のことを通して、
人は『やる気で満ちている』存在であると
信じきることが必要であると痛感しました。



若者の『やる気』はどこにあるのか?


やる気は隠れてはいない。
その人そのものが、もうすでに
『やる気』そのものである。

『引き出されたかどうかは、本人が決めること』であり、我々が引き出そうとして出てくるものではない。

よって、我々が「引き出します」と言ってしまうのは
傲慢である

と猛省した次第です。。。


今日は100本付け替え完了。まつ毛の生育も爪の伸びも最近促進されてきました。
健康状態が良くなってきたようです。



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