No.112 アウトプットはインプットに繋がる

どんな方法でアウトプットすると効果的なインプットになるのか?


今日は朝からコーチング無料体験講座を開催し、
午後は受講生さんのフォローセッションで1日中
コーチング漬け
でした。

コーチングの原理原則をスクールで教えていますが、
3年経過した今、痛感するのは
私が教える一方向の事柄よりも、
セッション演習や
経験・気づきのシェアで話された事柄の方が
学びとして残るということです。



【学習定着率】

人が学びを得る方法別の定着率とされている指標です。

講義・・・5%
読書・・・10%
視聴覚・・・20%
実演説明(ロールプレイ)・・・30%
グループディスカッション・・・50%
演習・・・75%
人に教える・・・90%



講義はたった5%なんです。
私は講座をする時、
できるだけ受講者が話すことに重きを置きます。
特に、演習は繰り返し行うことで、
その精度も高まる効果があります。


【講義内容を裏付けるアウトプット】

今日、最も興味深かったのは、
私が講座で説明していることに対し、
受講者はうなづき、納得している様子を示していましたが、
演習に入ると、急に

『あ!!ほんとだ!!さっきの説明はこれですね!!』

とさらに納得感を得ている様子でした。

講義は原理原則となるところですが、
自分の経験や実際の演習から、
原理原則が自分事となるのです。


【セッションの力】

アウトプットの王道が「セッション(対話)」だと私は考えます。
今日、受講生さんのフォローセッションで、
私は、現在、自分が抱える課題をテーマとして選びました。
やや難易度が高いかと思われましたが、
素晴らしいセッションをして頂きました。

今後の新たな事業展開として、
『柱になるところを決めたい』という、
何とも壮大なテーマです。
私はこれまで様々なリソース(知識・スキル・経験・人脈等)
を獲得してきました。
要するにインプットしてきました。
コーチ役をしている受講生さんは、
セッションの手順に沿いながらも、
私の言葉に耳を傾け、

「繰り返し」「要約」「フィードバック」

を巧みに使い、
私が話すことを更に促しました。
思いっきり話したとはこのことです。

ここまでアウトプットすると、
気持ちも思考もスッキリして、
今後の行動へのモチベーションが自分に入ってきました。


【アウトプットしたら必ず収束】

私は読書会の主宰もしています。
ディスカッションの時間は本当に
コーチ冥利に尽きる
の一言です。

ディスカッションで得られる個々の気づきは、
まるで目に見えるように
キラキラしています。

ここで満足して終わらず、
私は必ず収束をしています。

ひとりひとりが、
この議論から何を得たか?
どんなことが気づきとして得られたか?
どんな感想だったか?


私が収束させるのではなく、
参加者自身が自分で収束をしていくお手伝いをします。

この収束が形を変えてインプットに繋がります。


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オンラインMTGやオンライン勉強会など、
現在、とても便利になりました。

楽しかった
学びになった
ためになった


と感じてもそのままではインプットに繋がっていません。
その時は良くても、学習定着率は低いままです。

効果的なインプットを得るためには


たくさん話すこと
収束すること



これが重要です!!