No.99 『感謝』の胡散臭さ(笑)

11月28日。
以前、私が在籍していた
『週末起業フォーラム』のコンテンツのひとつである
『週末起業実践会』にて、
Points of Youワークショップを開催しました。

目的は、”起業ネタだし”のための
自己理解、他者理解、ペルソナ設定。
Points of Youの
定番コーチングゲームと
FACESを使用しました。


ファシリテーターとしての視点と、
今回の90分で私にもたらされた示唆について、
まとめをしてみました。



【対象者の特徴と私のミッション】

私がワークショップや講座を提供する対象者の特徴として、
『心からコーチングやPoints of Youに興味を示し、求めている人はごく僅か』
ということがあげられます。

時にはネガティブな態度をあからさまに表す方もいらっしゃいます。(特に組織研修)
限られた時間内に、
そのアウェイをホームにしていく場作りが私のミッションです。

そこに必要なのは、
『共感(共観)』(同意ではない)

話されている言葉、フレーズを
とにかく拾う。
こぼさず、拾う。

参加者そのものを
承認し続けると
私自身にも新たな発見がもたらされます。


【ミッションによりもたらされたもの】

ワークショップ中、安心して話せる場作りが完了すると、参加者は好きに話し出します。
私はそれを妨げずに奨励します。
そうすると、私自身、
今まで見えていなかった視点が得られるのです。


『感謝』は安易にするもんじゃない。(私見)


なぜなら
感謝は思考を停止させるから。


これは今まで
ちょっと気持ち悪いかも…
と感じてきたことのひとつでした。

何かにつけ、
『困難は自分を成長させてくれるんだから、感謝しなきゃ!』
『有り難いって思ったら楽になった!』

様々な見解を耳にするたび

それって無理があるな…
本当にそれで良いのだろうか?

と胡散臭ささえ感じていました。


今回得られたのは、
感謝とは、自分の心の中で行われることだと思い込んでいましたが、
実は矢印を外部に向けることだということ。


【得られた示唆からのファーストステップ】

困難が起きた時…
嬉しいことが起きた時…

まずは、
自分の感情や思考に矢印を向ける必要があり、
外への矢印はそのあとで良いとおもうのです。

なぜこのようなことが起きたのか?
どうすれば良かったのか?
何がきっかけだったのか?
今、自分はどんな気持ちか?
これを回避するためには、
どんな行動が必要なのか?
今後の展望は?


しっかり自分について
考えてみる必要があります。
できれば、話す相手がいて、
言語化するのがベスト。


Points of You感謝のカード↓



考え抜き、
行動し続けた結果、
この木がどう成長したのかな?
枝葉はどのくらい繁ったかな?

ちょっと自分を俯瞰してみる。

その時はじめて、
空や大地や海のありがたさを感じる。
ごく自然に…。



【まとめ】

感謝は安易にするもんじゃなくて
思考と行動のあと、

自然に湧き出てくるもの。

このカードからそう感じたのは
はじめてでした。

参加者の皆さんに

感謝!!笑笑 (←妥当^ ^)