ライフワーク~病気という強い動機付け~

ライフワークとは・・・
人が生涯の仕事として人生を捧げたテーマのことである。

作家の本田健さんは著書の中で
「ライフワークとは、自分のなかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方」と定義している。「幸せの源泉」とは、そこにつながるだけで、本人が幸せになるようなこと。その人らしい本質で、静かなワクワクを感じ、つきることのない情熱がある場所である(Wikipedia)

と仰っています。




よく顧問先の社長さんから
「かざま先生にしかできないことをやってほしい」
と言われてきました。

私にしかできないことってなんだろう?
コーチングスキルを教えることか?
人材育成や組織行動について助言することか?

常にこの
「私にしかできないこと」
は私の持ち物としてバックの中に入れて持ち歩いています。
おそらく、死ぬまで持ち歩くことになると思います。


その『私にしかできないこと』が
『ライフワーク』という言葉にたどり着いた時を迎えました。

それは
病気になったこと


難病
であることが今年2月に判明しました。


【自分で自分をやっつけてしまう自己免疫疾患】

昨年から、尊敬している人に少しでも近づきたい想いでMBAを目指し学び始めました。
その学びの中で、
どんどん視力が落ちていくのが分かりました。
パソコンの画面が欠けて、マウスポインターを見つけるのも困難でした。
オンライン講義の中で、参考資料をサッと読む場面でも
一人だけ読むのが遅く、ご迷惑をかけたこともありました。
それらは全て
怠惰な自分のせいだ・・・
もっと鍛えなければ・・・
と思ってきました。

いよいよ、
これは何かがおかしい。

と感じ、
研修のご縁から仲良くさせて頂いてきた、信頼できる視能訓練士さんのいらっしゃる眼科へ、
藁をもすがる思いで向かいました。

眼科では、
ほとんど左眼が見えていないことが分かり、
先生の素早い判断と、スタッフの方々の経験により、
血液検査、造影検査、血液科へのコンサル・・・
あっという間に様々なことが明らかになっていきました。
忙しい私にとって、いっぺんに明確になるのは
ありがたいことだったけれど、
気持ちがついていきませんでした。
診察中から先生のお話を伺う間、
ずっと視能訓練士さんは私のそばにいてくれました。
本当に助かりました。
寄り添ってもらえる心強さは忘れません。

待合室で座っている私に、
先生が『大丈夫ですか?』と・・・
かなり呆然としていたのだと思います。

おかしいと思っていた体の不調は、
年齢からではなく、
全て症状だったことが分かりました。

お湯がかかっただけで痛む右肩。
普段から常に痛い右肘。
握力が弱くなってペットボトルが開けられない。
口腔内の乾燥。
これら全て、
『自己免疫疾患』
の症状でした。

ゆっくりじわじわ進んでいく疾患。
治らない病気。
ほぼ長生きはできないのだと自覚したのです。

それにしても
波乱万丈すぎる~ワタシ笑笑笑


次回は
【受容までのプロセス】をお届けします。