ありがとうと付き合ってみないか?

現在、私が地方校代表を務める
銀座コーチングスクール駿河静岡校では、
平日昼間クラス、夜間クラス、週末クラス
と3本走っております。

特に私の行っている平日クラスでは2~2.5時間ずつで進むので、
1回の講座が終わると必ず、次回までのコミットをして頂きます。
それが、実務の中でどう活かされたのか、どんな反応だったのか、
クラスの冒頭で互いにシェアする時間を設けています。




【自然なありがとう】
そこで受講生さんから実務における相手とのやり取りの中で
『「ありがとう」の言葉が自分から自然に出てきた。』
というエピソードが語られました。

『ありがとう』は承認の証。
相手の名前を呼んだり、お礼を言ったり、
常に相手を認める姿勢を大切にされていることが伝わってくる内容でした。


【だんだん似てくる?!ありがとうのインプット】
クラスCセッション戦略編では
自己基盤の確立について
互いに経験を開示し合うワークを行っています。

その中で、私もセッションに加わり、
『コーチングの効果を実感した経験』
について開示する機会を得ました。
受講生さんが、コーチ役になり
私が経験談を話し尽くせるような支援をして頂きました。

そして、最後、
『コーチングの効果を実感した後、何が起こったのか?』
を問われた時、

『自分にコーチをつけて5年。
コーチの話し方とか、問いかけ方がそっくりだと感じることが時々あって、
自分のクライアントに対して、自分のコーチと同じような聴き方や問いかけが出てくる時がある』

と話したその時、
コーチ役をしている受講生さんは、
ニヤニヤ笑いだし、何かを納得したようなうなずきをし始めました。

セッションが終わって、理由を訊ねると、

『クラスの冒頭、私が仕事で使った「ありがとう」の話は、
いつもかざまさんが言っている言葉なんですよ。
だから自然に出てきたんだって思いました。』
とフィードバックを頂きました。


テキストの読み上げ、解説のほか、事例の紹介や受講生さんの経験談など、
ひとつひとつのプロセスを終えると、
必ず

ありがとうございます。

と言っているそうなのです。

(そういえば、以前地方校視察の時も
先輩コーチにフィードバック頂いたことがあったと思い出しました。)

他クラスの受講生さんも、口癖のように
『ありがとうございます』を使ってくださっています。


【ありがとうとの付き合い】
私の「ありがとう」との付き合いは古く(笑)

バレーボールスポーツ少年団の時にさかのぼります。
大会などは大抵「負け審」なので、負けチームのしかも2軍がラインズマン(線審)をするという、
大役
を仰せつかるわけです。
試合にも出ていない2軍は体も温まっていないし、
まして冬のラインズマンほど寒いものはないのです。

私は、ユニフォームの上にジャージを羽織り、
ラインズマンとして立っていました。
監督さんからの注意の伝令が走ってきて、

「ラインズマンはジャージを脱ぐんだよ」

チームメイトが『自分の言葉』で私に注意をしてくれました。

私はとっさに
これは良くなかった!と思い、
ジャージを脱ぎながら
『◯◯ちゃん!ありがとう!!!』

と走り去るとチームメイトに叫びました。
『◯◯なんだって』ではなく、彼女は自分の言葉で私に注意したのです。
だからとっさに「ありがとう」が出てきたと思います。


この『ありがとう』事件。
試合を見に来ていた父兄の注目の的となり、

『とても気持ちのよいありがとうだった!』
『子供同士の素晴らしい光景を見ることができた!』など、
それからしばらくの間、
バレーボールのスポ少2軍だったにも関わらず、
母子家庭だったにも関わらず、
(全米が震撼かってくらい笑)

『ありがとうで一躍有名』

になっておりました笑。


確か小学校4~5年生くらい。
周りにはスター選手やキラキラ女子がいたし、
さほど目立たないキャラクターでしたが、
このぐらいから、積極的な性格に変容していきました。


チームメイトとの等身大のコミュニケーションと
周囲の大人たちが最大の関心を私に向けたことによる


ありがとうの成功体験。。。


今の私を支えている
大きなリソースであることを
思い出しました。