2018年4月

伴走者として

今日、半年間に渡る
リーダーのための社会人基礎力研修
が終わりました。

この半年間を振り返り、
人材育成コンサルとして、研修を提供する者としての
新たなステージに立てたと実感しております。
この半年、私は受講者みんなの

『伴走者』

だったと思います。
半年を振り返り、
伴走者に必要なことをまとめてみました。


まず、
社会人基礎力とは、
平成18年、経済産業省の有識者委員会で発表された
『職場や地域で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力』
として、3つの能力と12の能力要素から構成されるものです。

10年以上前のこの枠組み。
ご依頼を受けた時には、

もう古いかな、
今は違うよね、
もっと良いものがあるよね、


など、いろいろ考えました。
この時点では、私は講師として
『リーダーとはなんぞや?を教えてやろう。』
という意識が強くありました。

しかし、
じっくり組織の状況をヒアリングするにつれ、
社会人基礎力が教材観としてマッチしていると判断しました。


【覚悟を決める】

男性ばかりの集団。
組織研修なんて創業以来やったことがないとのこと。

挨拶なし。
アイスブレイクをしても、黙ってしまう。
グループワークが弾まない。
シラけた雰囲気。。。

わかってはいましたが、
やはり、この道の厳しさを感じた瞬間でした。
初日が終わり、私はこの方々のペースを守る

伴走者

になる覚悟を決めました。


【とことん寄り添う】
受講者の一人が
『先生が良さそうな人だったから安心した』
と仰ったところから、
私は、一気にみんなの懐に飛び込みました。
各グループに問いかけを行い、
部門を超えた意見交換ができる
環境を作りました。
時にはゆっくり、意見を丁寧に扱い、
時にはじっくり、答えを待つ姿勢で、
急がず進めました。


【(可能性を信じ)ペースを上げる】
「別に・・・」
「何となく・・・」
「大した意味はない・・・」


この3つの言葉は、相手から出ると、
そこで終了となってしまうキーワードです。
でも必ず、何らかの答えがあると

信じきり、

そこで終わりにしませんでした。
何となく使っている言葉は、
貴方にとってどんな意味なのか?
自分の見方と他人の見方の違いは何か?
そこで何に気づいたか?


腰を据えて、話し合うことを
要求しました。


ペースを守り、寄り添うことを決めて半年。
私は人材育成コンサルである前に、
コーチ
であることを強く強く自覚した半年間でした。

最後の収束気づきのシェアでは、
その場にいる全員の成長と変化が感じられる、
最高な時間でした。





本日のまとめ『人の自立』に必要なモノとは?

子どもの自立心を育てるとか、
自立した組織を作るだとか、
社会が求める人のあり方がよく言われていますが、
本日のお仕事で共通していた
キーメッセージは、

『守破離』


守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。
個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。
その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、
自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。
最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、
自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、
型から「離れ」て自在になることができる。
(Wikipediaより)


【この守破離の考え方のメリットは?】

**パターン化する**
まずは基準となる型をパターン化して、
一定の作業遂行能力がつくことでしょうか。
それは、古くからの慣習でも良いですが、
組織変革を促進させる場合は、
新しい仕組みを構築することが必要になります。

**スピード感**
一定のパターンが軌道に乗ると、
そのスピード感は自然に高まってきます。
考えなくてもできる状態です。
一方で、これが何とも心地よいので、
人はここに留まろうとするのではないでしょうか・・・。

**創意工夫***
変化のある時代。
自分の役割や使命を考えながら、
型を守りつつ、
変化に応じてやり方を変えてみることが必要ですね。


子供も、大人も、
学生も、管理職も、
全てにおいてこのパターンは基盤になるところだと
感じました。

しかしながら、
この『守』でず~~~っと留まるのは、
社会人の場合、実務の効率が落ちてしまいます。
型を守りつつ、自分の役割や使命を反映した
『型を破る』ことは必要になりますね。


【守破離の体感】
コーチングスクールで
セッションの構造を学ぶ
クラス B『ストラクチャー編』では、
一定の型通りに、演習を進めて行きます。

ある受講生さんが言いました。
「ここで教わる型通りにセッションをしているだけですが、
回を重ねるごとに、相手の言っていることが見えてきました。


【守破離 実践のポイント】
*型通りを継続する。
*自分の役割に応じたやり方を工夫する。
*『守』は全ての基本となる。

答えを焦らず、
じっくり腰を据えて「人」を育てたいと
感じた1日でした。

大好きな人たちと
大好きな仕事を通して
議論を尽くす。。。
充実し過ぎ!!
最高に幸せな1日でした~~